ベルテ原宿スケルトンリノベーション完成!
こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。
ベルテ原宿203号室のスケルトンリノベーションが完成しました!
自然素材と洗練されたデザインでつくる
贅沢な1LDKのメゾネット
玄関扉を開けるとガラス越しに視界に広がるダイニング
右手の壁は全面鏡で
姿見として使えるだけでなく、玄関をいっそう広々と見せ、お部屋全体への期待感を高めます^^
孤立したキッチンと狭めの居室のあった2階の空間は
フルオーダーのキッチンを入れた、ナチュラルなイメージの暖かい空間に
ワンルームにすることで、広々とした居室に生まれ変わりました^^
珪藻土風のグレージュのクロスと、グレーの床タイル、明るい木の面材が
窓の外に立ち並ぶ木々とマッチして、まるで森の中にいるような静かで穏やかなムードに。
そして、狭い廊下と小さい2つの居室、極狭のバスパウダールームのあった3階は
開放感のあるベッドルーム&ワークスペース&バスパウダールームに
クローゼットまで、ぜーんぶ見通せるフロアプラン
魅せる収納と隠す収納スペースをしっかりとったスマートな設計
こちらのクローゼットももちろん、フルオーダー!
寝室の飾り棚の裏側も
しっかり収納棚になっています^^
そしてこちらが、フルオーダーのユニットバス
ガラスの仕切りで広々とした開放感
バスルームとパウダールームで同一の床壁材を使用し、統一感のあるすっきりとした空間
シャワーはキッチンの水栓と同じ、KOHLERのもの
天井からのレインシャワーも設置
ラグジュアリホテルのようなリッチな気分でリラックスできます♪
洗面台はダークなブラウンの木材で造作。
こちらもフルオーダーで、洗面器&水栓はKOHLERのもの。
アフターの図面はこちら↓
昨年11月の工事開始から4ヶ月
途中いろんなことがあって工期が伸びたりもして、とても勉強になりました^^
週末の3連休で、たくさんの不動産業界の方に内覧いただいて
皆さん、この仕上がりの美しさに感動されていました。
昨年の夏、この部屋に出会った頃からずっと見てきたので、感慨深かったです。
完成までの遍歴を振り返ってみました↓
ベルテ原宿との出会い
2021年夏、うだるような暑さの中出会った、ベルテ原宿。
2階↓
3階↓
本物の大理石の床の上に、既製品の収納棚(見た目もちぐはぐで、収納勝手も半端)を設置していたり
廊下やクローゼットのデッドスペースなどによって居室やバスルームが無駄に圧迫されていて
Before図面↓
これはやりがいありそうだな、というのが、初めて見たときの感想でした。
建物自体は築46年で、このお部屋は一度数十年前(バブル〜90年代くらい?)にリノベーションをした形跡がありました。
(壁の中に埋める工程を怠って)コンセントがでっぱってたり↓
キッチン脇の巾木足りてなかったり↓
扉のカラー・デザインに統一性がない上、段差がすごい↓
全体にコンセプトなどなく、そのため統一感がなく、各所のおさまりもおざなりで、コスト重視の突貫工事感の否めない感じでした。
神宮前の●億のヴィンテージマンションなのに、ドアを開けてこれだと残念です。
リノベーション後の感動は大きなものになるだろうなと、予感しました^^
解体→組み立て 予期せぬことの連続
9月、クライアントであるEWG様に向け、中目黒マンションの方と合わせて15案ほど提示し、プランが確定!
諸々の調整を経て、11月から工事が開始!
解体を進めていくうちに、なんと、数十年前に行った前回のリノベーションが、ちゃんと解体せずに上からやっていたことが発覚し、、
想定の2倍の廃材が出て、部屋中廃材でパンパンになったり
浴室&洗面室と居室の間の壁からRC(鉄筋コンクリート)が出てきたり
予期せぬことの連続でした><
詳しくはこちら↓
神宮前のヴィンテージマンションのスケルトンリノベーション
12月に入ると組み立て作業に入りました。
ここでは、木材を使って天井や壁、床などの枠組みをつくります。
ここでも配管が逆勾配だったり、天井にもあるのに床下からも梁が出てきたり、、
いろいろ想定外のことが起こる。見つかる。。。
写真と詳細はインスタにアップしています↓
とにかく、やっぱりなんでもやってみないと分からないんだなと思いました。
様々な立場で、各々に思惑のある人たちと、大きなお金を使ってものをつくる中では、いろんなことが起こります。
現場を知ることの大切さを学びました。
組み立て→内装仕上げ
そして年が明けて2022年、1月。
天井、壁、床の枠組(下地)がだいぶ組み上がってきた頃の写真↓
2階↓
3階↓
床の下地の上に床暖房シートを貼り
3階のフローリングを丁寧にヘリンボーンに貼り
2階はタイルを貼ります
目地流し込む前↓
目地流した後↓
本当に、惚れ惚れする仕事の美しさ♡
目地幅が均等になるようにこんな部材をかませたり↓
角の部分のクロスを美しく仕上げるための部材も↓
こういう、やらなくても一般の人にはぱっと見で分からないような細部までこだわって丁寧に仕上げていくことで、全体の仕上がりのグレード感がぐんと上がります。
フルオーダーのユニットバス組み立て↓
職人さん4人がかりくらいで組み立てていました><
完成がこちら↓
本当に美しい。
素材感と濃淡のある淡いグレーのタイルを、あたたかなライトが照らす柔らかな印象。
ここに入るだけで1日の疲れが癒されそうです^^
4ヶ月間、工事をみてきて感じたこと
とにかく学びが多くて、自分のプランが工事に入る前に現場を見せていただいて、本当によかったと思いました。
1つ1つあげるとキリがないくらい、知識だけでなく、現場でしか知ることのできない空気感とか、様々に起こることへの対処法とか。きっと毎回、新しいことが起こって、ずっと学び続けていくんだろうなと思います。
こちらのベルテ原宿203号室は、この3連休から、1億6800万円で売り出し中です^^
ご興味ある方はぜひご連絡くださいませ。
内覧や購入に関しては、この部屋を売りに出している株式会社イーダブルジー様に直接お問い合わせいただいてもokです!
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