Withコロナ時代の豊かさと仕事 冥王星水瓶座期に向けて

西洋占星術

皆さま、こんにちは。
星読みイメージコンサルタント・インテリアコーディネーターの小林由梨奈です。

令和が明けて1年が経ちました。
皆さま、いかがお過ごしですか?

水瓶座の風の時代を前に、昭和・平成時代の”安泰”は崩壊し、
私たちは今、新たな時代の方向性を見出していく最中にいます。

コロナの広まりにともなって始めた、ホロスコープのzoomセッション。
30代40代の働き盛りの方たちからうけるご相談の多くは、今後のキャリアや生き方についてのこと。

とくに多いのは、安定した大企業に新卒で入社し
仕事の内容や人間関係、収入などこれまで一度も不満を感じたこともなく、転職や副業の経験もない方たち。

そういう昭和・平成においては”安泰”と思われたようなキャリアを歩んでいる方たちの、
「仕事がなくなりそう」「会社の未来が見えない」「自分のキャリアも見えない」という不安、
それを発端にした「変わりたい」「自分の能力を生かしたい」「自分の人生を生きたい」という思いが、
コロナによる社会不安の蔓延を受けて、いよいよ顕在化してきています。

こういう時代の転換点においては、これまで多くを持ち、社会的に強い立場にいた人たちの方が
失うものが多い分、大きな価値観・意識の改革を迫られることになるでしょう。

けれどこの変化は、必ず人類にとって、自然やほかの生き物にとって、
地球全体にとって、最善の未来に繋がっていると、私は感じています。

 

戦うのでなく、受け容れる

コロナが日本のメディアを騒がすようになった今年のはじめの頃は、
「短期決戦」「経済のV字回復」「コロナに勝つ」といった攻撃的な表現を、どの国のリーダーも発信していました。

けれど4月に入って、「Withコロナ」「コロナと共存していく」という言葉をよく目にするようになり、世界的に意識の変化が起こってきています。

この流れは、まさに”分裂”から”統合”、”攻撃”から”受容”への動きであり
私たちはいまこそ、”男性性”と”女性性”のエネルギーを統合し
地球をよりよく進化させていくことを宇宙から促されています。

人種や国境、宗教、所有しているものの多さなど、
魚座の時代の2000年間、多くの諍いを生み続けたあらゆる分断を排除し、
全人類が協力して新しい時代を拓いていくときがきているのです。

日本人のコロナ死者数が依然として低いのは、
ACE2 受容体というのを他の人種より多く持っているため新型コロナに感染しやすく
すでに去年から多くの人が罹患して毒性を弱めていった結果であるという論文も出ていたりします。
もしこれが本当なら、まさに”受容”することで拓けた道といえるでしょう。

けれどこの期に及んで、魚座時代の軋轢に揉まれるスタイルから抜けきれず、
アメリカと中国はコロナ勃発の罪のなすりつけ合いで仮想敵国をつくることに依然として熱心だったり
日本のマスコミは視聴率を争い、民衆の不安を煽るべく、亡くなった著名人の遺骨帰宅を生中継までする始末。

企業の競争もまた、同じように、”利益至上主義””株主至上主義”に偏重した結果
あらぬ方向に向かっているケースがたくさんあって、
自然な豊かさのエネルギーが循環する余地などなくなってしまっています。

”忙しい”とは「心を亡くす」と書きますが、そのとおり、心を亡くしてしまっている。

コロナによって、”Stay home!”を余儀なくされ、それらの心を亡くすほどの”忙しい”活動のうち、
どれほどが不要不急のものだったか、炙り出されてきています。

コロナを受け容れて、コロナと共に生きていく時代においては、人々の価値観がまるっと変わり、
業界の消滅、企業の倒産、労働者の失業、それによる消費の大幅減少、
ひいては世界規模での金融崩壊、大恐慌の可能性もありえるでしょう。

最終的には、社会も個人も、冥王星の象意のとおりすべてが壊れたあとは再生への道を歩み出すことになります。
だけどこれだけの崩壊の可能性がすでに見えているのだから、気づいた人から、具体的に動き出しましょう。

第3次世界大戦を起こしてからでないと再生への道を選べないということであれば、あまりに進歩がなさすぎます。
コロナはまるでこの擬似戦争によって、ここ80年ほどの私たち人類の進歩を試そうとしているようです。

 

“密”の淘汰による経済・社会の変動

世界人口の約半分が自宅待機という、人類史上初の事態。
欧米ではロックダウンに痺れを切らし、ちらほら解除のニュースも流れてきていますが
解除されても、もとのままの生活は戻ってこないでしょう。

ロックダウンが解除されても、コロナによって芽生えた”密”を避けたい気持ちは変わりません。

”密”は蠍座の世界。
蠍座は、今年の12月を起点に本格到来する水瓶座の時代には、容易には相容れない世界です。

蠍座の象意は、”特定の他者との深い一体化”、”それによる変容”、”他者から引き継ぐもの”、”大企業”、”終身雇用”、”遺産”など。
とても重くて深い感情をともにする、情緒的な繋がりの”密”な世界。

水瓶座の示す革新的で公平な価値観、軽やかでフラットな社会では、こういった”密”なものは居心地が悪く、淘汰されていきます。

だから”密”を前提にする飲食、インバウンド、旅行、イベント、音楽、スポーツ関連などのサービス業は、
その提供方法に革新的な転換が起こっていくでしょう。
実際に、これらの職業で生計を立てている人たちは、今すでに大きな変化を目の当たりにして、
様ざまな思いを感じていらっしゃることだと思います。

 

能力を自覚し、活用できる場をつくる

これらの業界だけでなく、これらの企業が出稿しているメディアや広告業界もすでに大打撃を受けていますし、
そこで働く人たちの仕事が減り、収入が減るということは、消費の大幅減にも繋がります。

今の会社で仕事や収入が減ったから、じゃぁ転職しよう、と思っても
どの会社も顧客の需要減で市場は縮小し、求人は減り、それに反比例するように求職者は市場に溢れかえるような状態。

日本ではしばらくずっと右肩上がりの売り手市場でしたが、それもここにきて頭打ち。
「選ばなければ仕事はあった」時代から、「選ばなくても仕事がない」時代が訪れます。

これからは、何かできることがないと仕事に就くのは難しくなります。
自分が他の人よりできること、人を喜ばせることのできることを探し、それを磨いていくことが必要です。
往々にして、ほかの人に喜ばれる能力というのは、その人が時間を忘れるくらい没頭して楽しめることの中にヒントがあります。
だから自分の能力を自覚して磨くことは、苦しいことではなく、嬉しくて楽しくて幸せなことなです。

この”自分の能力の自覚”を示す牡牛座には、
2018年から、水瓶座の支配星である天王星がいます。

天王星の革新、自由、公平のパワーを一身に受けた牡牛座を使って
今こそ人を喜ばせることのできる自分の潜在能力に向き合い、磨いていくときです。

(※星座占いでいうところの牡牛座の人だけでなく、誰でも12星座の特性をすべて活かして人生を切り拓いていける力を持っています。
太陽星座が何座であっても、人生を発展させていくのに牡牛座の能力開発は必要です。)

 

冥王星の水瓶座入り 2023年以降の世界

今は、地球に生きるすべての生き物にとって、よりよい未来を拓くための転換点だと思っています。

株式会社という物ができてから400年あまり。
何より利益を追求する資本主義のスタイルを突き詰め、
それがいくところまでいってこれ以上このままでは進めないところまでたどり着いた。
それが今です。

様ざまなものづくりを賃金の安い中国やインドなどの後進国の労働に頼り、安価によいものを手にできていたわけですが、
その結果私たちは今、コロナの蔓延している街でマスクすら満足に手に入れられません。
建築インテリアの業界でも、キッチンやバスタブなど中国での生産ラインが止まっているので搬入ができず、
住宅物件の受け渡しができないので家全体の費用の請求ができていない、などの話も聞きます。
車を製造している工場では、部品の1つが届かないから工場全体の稼働がストップしているというようなこともあるそうです。

衣類も、食料も、先進国は多くを後進国から輸入しています。
それらが国産のものよりも安価で店頭に並ぶまでに、どれだけ多くの搾取が行われ、ガソリンが消費され、大気が汚染されているか。
そのことを考えると、必要なものは自分たちでつくり出すこと、国においても個人と同じく、
自らのもつ能力を活かして自足していけるスタイルを目指すべきだと、感じています。

日本でもコロナを受けて、
いま徐々に、海外の安い労働力に頼っていた生産の工程を日本に戻す動きが出てきているようです。

先進国の豊かさは、後進国の犠牲の上に立ち、
正規雇用者の安定は、非正規雇用者の不安定に支えられ、
男性優位の社会は、女性のあらゆる忍耐と我慢によって成り立ってきた。

そういう魚座の時代のモラル欠如に対して声をあげ、是正していける世の中になってきています。
セクハラやパワハラは厳しく咎められていますし、同一労働同一賃金の動きで不合理な待遇差も解消されていくでしょう。
同じように、明らかに不合理でアンフェアな国家間の搾取についても、水瓶座の革新的で公平な風を受けて、
解消への道を拓いていくことになると思います。

2023年、冥王星が水瓶座に移ります。
冥王星は約20年間水瓶座に滞在し、古い資本主義の徹底的な崩壊の後、新しい社会の仕組みを築き上げていきます。

あらゆる分裂をなくして、国境すらも取っ払い、ともにコロナ恐慌を生き抜いた仲間として
自由な発想で議論をし、公平なシステムをつくり上げていくのです。

ベルリンでは、簡単なネット申請から2,3日で個人口座に100万円が振り込まれるような給付金が出ているようです。
日本でも、全国民に10万円が給付されます。
これがベーシックインカムとして定着していくにはまだまだ紆余曲折ありそうですが、
働かなくても生活できる仕組みができるのは、そんなに遠い未来じゃないかもしれません。

生活のために働かなくてよくなれば、”働く”ということは、今よりずっと喜びを感じるものになるのではないでしょうか。
自分の能力を活かして、誰かの幸せに貢献できること。それがあるのとないのとで、人生の豊かさはまるで違うでしょう。

より多くを所有する人でなく、より多くの喜びを生み出せる人が、豊かさを感じることのできる時代。

冥王星水瓶座までの3年間、私たちは激動の中を生きることになるでしょう。
今こそ、自分の好きなことやワクワクすることがどんなものなのか、よく向き合ってみる。
そういうものの中に、その人自身の能力が宿っています。

そしてそれを磨いて発展させていた人こそが、より多くの喜びを生み出し、より多くの人の幸せを生み出せる
新しい時代の豊かさを手にすることになるのだと思います。

 

 

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