バレリーナのカラーコンサルティング♪ できるものならパーソナルカラーの衣装が着たい
皆さま、こんにちは。
イメージコンサルタントの小林由梨奈です。
先日、10代の若いバレリーナのお2人がコンサルティングにきてくださいました。
お1人は、来月『くるみ割り人形』の”金平糖の精”を踊るとのこと♪
The Nutcracker. The Royal Ballet
私も『くるみ割り人形』は何度か出たことがあるので、とても懐かしい気持ちで、楽しくカラーコンサルさせていただきました。
あまりバレエを知らない人でも皆さん聞いたことのあるような、チャイコフスキー3大バレエ作品の中でももっともストーリーが簡単で、子供にも親しみやすい『くるみ割り人形』。クリスマスのお話なので、毎年クリスマス時期になるといろんなカンパニーで公演されていますね。
ちなみにチャイコフスキー3大バレエは『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』。私の通っていたバレエ学園では毎年春にこの3作品をローテーションして開催していました。
他2作品が悪意や失望や哀しみに満ちたシーンを持つ中、『くるみ割り人形』はそういった邪念のないクリスマスのお話なので、私にとっては一番テンションの上がらない作品ではありました。笑。
バレエって総合芸術なので、大道具、小道具、ライト、その場面で一番目立つべき人、額縁のように立っている人、、、それぞれがきちんと役割を果たしながら、それでいて全体のトーン・世界観が揃っていなければなりません。
そして主要なキャラクターには、彼らの性格や役割に合わせてある程度決まったカラー(オデットは白、リラは紫、オーロラはピンクなど)があります。
そんなわけで、当たり前ですが個人のパーソナルカラーに合わせて衣装の色は選べないです。
だけど今日はせっかくなので、もしパーソナルカラーに合わせて衣装が選べたら、彼女(先日のお客様)にどんな金平糖の衣装を着せよう。という、妄想をしてみます。
『くるみ割り人形』の”金平糖の精”
”金平糖の精”って、『くるみ割り人形』のクライマックスに出てくるお菓子の国の女王みたいな妖精です。
なんで女王なのに金平糖なんだろう?綺麗だけど、すごく小さいのに。
という疑問すら持たずにいたのですが、元は”Danse de la Fée-Dragée”からきていて、Dragéeってこういうお菓子らしいです。
今でこそたまに見かけますが、今でも日本人に馴染みの薄いお菓子ですね。
だけど”金平糖の踊り”は、子供の発表会や、コンクールでもよく使われる、とても馴染み深いバリアシオン。バレエに興味のない皆さんもきっと、音楽は聴いたことがあるはず。
この振り付けすごく可愛いですね。難易度高すぎておののきました。。笑
なんだこれ。お客様はどんな振り付けで踊るのかな。
金平糖という可愛いお菓子の精ですから、衣装はこの動画のような白か、こんな感じの淡いピンクなどが一般的です。
Parisian Blue – Le Magasine
いずれもブルーアンダートーンの色です。白ならWinter、淡いピンクはSummerの方にお似合いですね。
Autumnさんに似合う金平糖の衣装って?
だけどその金平糖を踊るお客様、16タイプパーソナルカラー診断の結果、Autumnだったんです。
しかも、Autumnの中でも一番暖かい、つまり16タイプの中で一番暖かいタイプ。こんなカラーコーデがよくお似合いのタイプです。
そうするともう、ピンクってなかなか着れないんです。白も生成りくらい黄色味がないと、イエローアンダートーンの髪・肌・目の色にマッチせず、お顔がやけに青白くなってしまうんですね。
Autumnさんが着るなら
2017 Barrington Dance Ensemble’s Nutcracker Ballet
こんなくらい、もうこれはピンクではない。ってくらいのオレンジ味の効いたサーモンピンク(というかもはやブラウン)のような色だと、Autumnさんの魅力を引き立てますね。
まわりの人たちが原色で、全員Spring寄りの衣装なので、全体にイエローアンダートーンな舞台になっています。背景の夜空のようなパープル×イエローと、衣装のトーンとのコントラストが綺麗ですね。
こちら↓もいいですね。
これだけゴールド強め&濃くて暖かい黄色の入ったデザインなら、ベースのチュチュの色がオフホワイトくらいの黄みの弱さでも、Autumnさんの黄色味に負けません。ぐっと、華やかゴージャスな印象ですね。
もう1つ見つけました。
この、ゴールドベージュのようなクラシカルな美しいドレス。
Boulder Philharmonic and Boulder Ballet present “The Nutcracker Ballet”
男性も黒タキシードですし、かなり大人な雰囲気。
金平糖もチュチュでなくイブニングドレスだし、めちゃくちゃ大人な『くるみ割り人形』。素敵なだなぁ。
そう、Autumnさんって、大人の落ち着いた、風格あるトーンがお得意な人たち。
そもそもの全体イメージが可愛らしい、子供向けの『くるみ割り人形』をそのままやろうとすると、少しカラーとしては難しさがありますね。
だけどお客様ご自身はめちゃくちゃ”金平糖の精”似合う!っていう雰囲気の方だったんです。
華奢で可憐で、ハーフのような顔立ちで。見た目の妖精感強かったので。
だから当日は、腕にも顔にもブルーアンダートーンなドーラン塗りたくって、ローズのリップ&チークにシルバーラメのシャドウで、ブラウンのヘアスプレーで髪の黄み消して、見た目をとことんブルーアンダートーンに寄せきって作り込みましょう。舞台や撮影ならそれが可能。
そして堂々と、”金平糖の精”を踊ってほしいです。
楽しんで♪
こうやっていろいろ衣装をみてみると、確かに”金平糖”っぽい色合い・雰囲気の妖精な気がしてきました。
そういえば、金平糖といえば、日本で唯一の専門店『緑寿庵清水』というのが京都にあります。(銀座店もあるようです。)
金平糖は1546年にポルトガルからもたらされた異国の品々のひとつで、中でもひときわ美しく人々の目を引いたお菓子だったそうです。
織田信長も宣教師から贈られ、その形と味にたいそう驚いたという。 当時はとても珍しく、公家や高級武士しか口にすることが出来ない貴重な品とされ、製造法はいっさい秘密でした。緑寿庵清水公式サイトより
すっごい手間ひまかけてつくられる、煌びやかで美しい砂糖菓子です。
そういう点も、たしかに女王の風格を感じますね。可憐でありながら。
ちなみに私は、こういう煌びやかで彩り豊かな妖精やお姫様よりも、見た目も中身も白黒はっきりしている、常になにかと戦っていないと幸せや満足を得られない系の役柄が好きでした。
オデットとか
Royal Opera House
オディールとか
Odette in English National Ballet’s Swan Lake
戦ってるなぁ♡
カラボスも大好きです。
Deirdre Chapman and Mice – Artists of The Royal Ballet
私子供の頃からWinterなので、衣装も似合うからなのかもしれません。
『白鳥の湖』を踊れる春が、一番好きでした。
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