魅惑のモロッコ 〜マラケシュ、フェズ、シャウエンの旅〜

旅行

こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。

だいぶ前のお話になるのですが、モロッコの旅で出会ったインテリアがとても楽しかったので、ご紹介します。

年末にミュンヘンから海を越えてアフリカ大陸初上陸☆
2018→19年の年越しは、モロッコで迎えました^^

ミュンヘンの旅はこちらでご紹介しています

 

モロッコは、イスラム様式が根付くアラブの国。

アフリカにありながら、地中海を隔ててすぐヨーロッパがあって、昔からフランスやスペインを始めいろんなヨーロッパの文化や様式の影響を受けてきた国。

なので、インテリアもアラビアンとヨーロピアンの融合したような、独創的で魅惑的なスタイル。

複雑で繊細なデザインを、多彩な色で表現しているのが特徴です。

街ごとにもシンボルカラーのようなものがあって、色の楽しい、感性を刺激される国です。

マラケシュ
フェズ
シャウエン

モロッコには古い邸宅を改築したリヤドと呼ばれる宿がたくさんあります。

シンメトリーな中庭を持つのが特徴で、リヤドごとにオーナーのカラーが出ていてとてもユニーク^^

マラケシュ、フェズ、シャウエンの街で滞在したリヤドのお写真とともに、旅のご紹介していきます^^

 

 

サーモンピンクの街 ”マラケシュ”

まずたどり着いたのが、モロッコの首都マラケシュ。

マラケシュの街は、城塞のように立ち並ぶサーモンピンクの土壁に囲まれた迷路みたいで

建物と建物の境目も分からないのですが、歩いていると、、、

開けていいのかどうか分からないはめ殺しのようなビジュアルの、おとぎ話みたいなキュートで意味深な感じの扉が時折表れます。

どれもとても個性的で可愛くて、開けると別の世界に続いてそうなムード★

そしてこちらが、マラケシュで宿泊したリヤド

Riad Ayadina & SPAの扉

開けると、、、

めちゃくちゃカラフルなラビリンスが広がっていました。

とても親切な宿の方にミントティーをいただいたあと、お部屋へ

宿に住んでる猫
部屋に続く道もとても可愛く♡

私たちの部屋は、階段を少し降りた先にあって、扉を開けるとまた別の世界

お部屋の外からみた扉
お部屋の中からみた扉

お部屋の中と外で、空間のカラースキームだけでなく、扉の色とデザインまでまったく違う!

そしてお部屋の中はこんな感じ

壁面や扉の装飾が1つ1つ違って、とても繊細で、みていると心が落ち着く感じ
ベッド背面には、宿の外にあった扉のようなはめ殺しぽいデザインの小窓

ちゃんと開く^^
可愛い♡

バスルームは鮮やかなブルー

ロイヤルブルー×ゴールドの組み合わせ大好きです^^

こちらのリヤド、インテリアもホスピテリティも本当に素晴らしくて

またマラケシュにくる時はぜひ滞在したいです^^

マラケシュからフェズへ

そしてここから、年越しを過ごす青い街シャウエンを目指す旅に出ました。

マラケシュからシャウエンまでは、フェズという街を経由して、飛行機とバスを乗り継いで約10時間くらいかかります笑

まったく土地勘がない上、英語もあまり通じる人ばかりじゃなくて、さらに

マラケシュ〜フェズまでの飛行機は普通にとれるのですが、フェズ〜シャウエンまでの長距離バス(6時間くらい笑)のweb予約サイトが難攻不落で笑

決済完了画面まで進むことがほとんどないという、大変なあり様w

日本にいる時から何度も挑戦したのですが、決済完了まで辿り着けず。マラケシュでも何度かやってみて、諦め、、

マラケシュでバスチケット売ってるとこまで歩いて買いに行ったのですが、言葉が通じなかったのかうまく購入できず笑

困り果てた私たちは、宿泊していたリヤドのとても親切(本当に母親かと思うような感じでした)な方に相談して、なんとその方が一緒にチケット売り場まできてくれて、手続きを済ませてくれました♡

そんな経緯があって、やっとシャウエンへの道のりが見えて安心^^

10時間ぶっ通しで移動するのは辛いので、フェズで一泊したのがこちらのリヤド
Riad Noumidya

大きな庭にプールがあって、こちらは猫じゃなくて犬がいました^^

イエロー×グリーンのコントラストにブーゲンビリアが映える

装飾もとても情緒的で豊か

 

お部屋の中はグレイッシュなフェズブルーフェズブルーに満たされて

マラケシュのリヤドと同じく
扉の外と中で印象がまるで違う

なのに世界観は繋がってる感じ

犬と3,4人の人たちでやっている宿で、家族みたいで、食事はすごく広いダイニングで一緒に食べる感じでした^^

このミントティーのポットを熱くないようにしてくれるミントティーおじさん、可愛くて、モロッコのいろんなところで売っていたのでお土産に買って帰りました♪

あとフェズで夜ご飯食べたお店、めちゃくちゃかっこよかったです^^

完全に貸し切り状態なのに、完璧にすべてのテーブルがメイキングされてたし、美味しかった^^モロッコの旅で唯一の、モダンな空間でした。

 

美しく青い街 “シャウエン”

フェズからバスで6時間、ようやく今回の旅の最終目的地、シャウエンに到着しました^^

見渡す限り全ての建物の外壁が真っ青で、iPhoneで普通に撮った写真もこのクオリティで映える☆

真冬だから感じなかったけど、夏だったら目から涼をとれそうなくらい、目の覚めるような鮮やかなブルー。

シャウエンの扉も、青くて怪しげで、味があって可愛い♡

猫の街としても有名で、いたるところに猫が^^

シャウエンでも、リヤドに泊まりました^^

かなり面白い形している建物で
日本で見たことない感じで、建ってるのが不思議

お部屋のインテリア、可愛かったです^^

そして少し眠って、夜明け前にリヤドを出て

初日の出をみた後、青い階段で写真を撮って♡

忘れられない景色と、思い出になりました^^

そしてここから数十時間かけて、いろんな場所を経由してまた日本まで戻ったのですが、、

なんと2人ともシャウエンを出るときにめちゃくちゃにお腹を壊し笑

ようやくマラケシュまでたどり着いた時には、私はほぼ意識がなく笑笑

先に回復した友人が、マラケシュで予約していたリヤドをキャンセルし、マリオット(日本にもあるから、それだけでもう安心w)をとってくれて笑

マリオットについた瞬間、私はロビーでぶっ倒れ笑

アラジンみたいなイケメンのホテルマンが私を担ぎ上げて部屋まで運んでくれました。(思い出して書いてたらめっちゃ笑える、、!)

そこから丸2日くらい、ベッドで横になっていたと思います笑

友人は回復したので1人で観光に行き、食べ物やお土産を買ってきてくれるし

アラジンは心配して最初は数時間起き、翌日も朝晩部屋まで様子を見にきてくれました。(こんなこと、日本じゃありえないですよね、きっと。日本でこんなことになったことないけど笑)

モロッコで体調崩すって尋常じゃなく心細くて、ミュンヘンにたどり着いた時には帰国したくらいの安堵感ありました笑。ミュンヘンの空港で食べた、ゴムみたいな蕎麦の味にすらほっとしたほど笑。

とにかく、海外にいくといつも「なんでそんなことに?!」ということが起こって死んだように眠る時間を過ごしてる気がします。今まで書いてこなかったけど、いつもそうでした。

それで、すっごいリセットされてすっきりするんです。

だから定期的にやっぱり、ヨーロッパやその向こう側に出ていたいですね。すっきりするから^^

次はどこに行こうかな。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡
魅惑のモロッコ、ぜひ遊びに行って見てください♪

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