高度に考える力を磨く 射手座満月(半影月食)

西洋占星術

皆さま、こんにちは。
星読みイメージコンサルタント・インテリアコーディネーターの小林由梨奈です。

緊急事態宣言が明けて、サロンコンサルティングもようやく再開^^
近所のお店も続々再開し始めました☆

 

6月6日(土)4:14に射手座で満月を迎えます。
今回は月食の満月。
月食は、欠けているだけに目に見える光の量は普通の満月より少ないけれど
その分、感情面(月の象徴)に穏やかで深い癒しを与えて
心に溜まった不要なものを無理なくリリースしてくれるパワーがあります。

満月は結果であり、
実りを受け取り、不要なものを手放していく、その選別をするタイミング。
どの満月にも手放しの作用がありますが、月食はそれが特にスムーズにいくイメージ。

そんな、射手座の月食満月の星読みをします。

 

高度に考える力を磨く射手座の月食満月

 

5月23日の双子座新月の日に、緊急事態宣言の全国解除が発表されてから2週間。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

私自身は、まだまだ通常通りとはいかないような暮らしの中でも
電車で移動したり、友達や家族と外食をしたり、日帰り旅行に出かけたり、、
徐々にこれまでの生活の一部を取り戻したような感覚になってきているのを感じています。

一方で、3ヶ月前には積極的に参加していなかった
オンラインでの新しいコミュニティでも引き続き繋がっていられたり、
あえて連絡していなかった海外に住む昔の友人にもZOOMで数年ぶりに会話して近況を報告しあったり。

仕事でも、サロンでの対面コンサルを再開する一方で、
引き続きオンラインでのサービスを継続したりしていて、新旧の繋がり方が混在している感じ。

どれが自分にとってのベストなのかを、日々考える暮らしの中で
自分が大事にしているものや、これからどんなことをしていきたいかをよく考えて、
毎日を選びとって生きているようなイメージです。

実はこういう、「情報や知識を取り入れ、思考し、学びを深めて高めていく」ことは
まさに射手座の司る領域の行為。
対極にある双子座(5月に新月の起こったサイン)は、
「身近なコミュニケーション、気軽に手に入る知識・情報」を示します。

双子座新月の”緊急事態宣言解除”という分かりやすい変化を機に、溢れかえっている情報・知識・新常識。
ウィズコロナやニューノーマルの議論も、その象徴的なものですね。

そういった玉石混淆の双子座的な情報の中から、
自分に合った生き方と信念を選び取っていく流れに入るのが、
今回の射手座の月食が私たちに促すことなのかもしれません。

美輪明宏さんが言っていました。
教養とは、知識を自分の細胞にして、生活の中で活かし生活の中に取り入れていくもの。
教養という文字は、”教えを養う”と書く。

徒に拡散することで人を殺すこともできるほど、即席の情報や知識が溢れかえっている社会。
何を選びとって、自分の頭で考え教養として高めていけるかが、命そのものに関わるとても大事なことだと思います。

 

射手座16度サビアン「船を見ているカモメ」

今回の満月は、射手座16°。
サビアンシンボルは「船を見ているカモメ」です。

この度数は、15°まで高い精神性を身につけた射手座が
自分の意見をそのまま俗世間におろすことを恐れている段階を示します。
自分の精神が高尚なために、俗世間の人たちにはまだ受け入れることができず
汚染されたり批判されたりすることが見えていて、それへの対処法を探っている。

結局は、そんなものを恐れず自分を維持して主張しなければ
どんな拓けた精神も世の中に伝えることはできないのですが、そこにまだ踏み出せない段階。

すべてを飲み込む広大な海にも、飲まれず目的に向かってすすむ”船”
そんなパワーが自分にも欲しくて、付かず離れずの距離でそれを観察する”カモメ”

これってまさに、新しい時代の中での”自分らしい生き方”を模索している
私たちそのもののよう。

水瓶座の時代へ向かう大きなうねりの中に立って、コロナに直面し
宇宙意志という広大な”海”にも飲まれず、
むしろその力を味方にして人生という名の”船”を航行するため、
自分はどんな生き方を選択していくのか。

そういうことを、みんなが考えていく時間です。
でも、まだすぐに答えはでなそう。
今回の月食から1ヶ月、蟹座新月(日食)→山羊座満月(月食)と3つの食を経る中で、
変化を感じて、受け入れながら、それぞれの居心地のいい世界をつくっていくんだと思います。

今回の月食は、そのスタートラインといえるでしょう。

 

金星と火星、ゆるく海王星も巻き込むTスクエア

新月を形成する双子座の太陽の近くに金星、
そして太陽と月にスクエア(90度)を成す火星と海王星、
この5つの天体が関わってTスクエアをつくっているのも、今回の満月のポイント。

魚座にいる海王星(混沌)に火星(戦い)が近づいてきていて、
アメリカで起こっている暴動にも見えるように
どこからともなく火のついた怒りや闘争心に歯止めが効かず、混沌としていて出口の見えない様子。

そんな魚座の2天体を間に挟んで月と太陽が対峙するTスクエアでの月食で
日本では緊急事態は明けたといえども、まだまだ世界的に緊張状態にさらされているといった感じです。

柔軟宮のTスクエアですし、自分の考えをしっかり持たない限りは、
不確かで曖昧なものを相手に、翻弄され続けそう。

風の時代は、情報→思考→コミュニケーション。
何をどれだけ所有するかのこれまでの地の時代とは違って
自分の頭で考える力と、それを共有できる仲間の存在が何より大事です。


前回の射手座月食は、2013年5月25日でした。
私がちょうど、今の会社で働き始めた月です。
あれから20年くらい生きたような気がしてましたが、まだ7年なんですね笑
今まで生きてきたどの7年間よりも、色濃い7年間でした。

7年後、40歳。
振り返ったときに今日の私に感謝できるくらい、能動的に生きていきたいです★

 

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