浄瑠璃 “桂川連理柵(れんりのしがらみ)” 世話の焼ける恋 人生の転機と人類の転換期

    2017/05/06

皆さま、こんにちは。
イメージコンサルタントの小林由梨奈です。

昨日、人生初の浄瑠璃を観てきました。

演目は”桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)”。ざっくりまとめると、

40歳くらいの呉服屋の主人と

隣の家の14歳の少女が不倫の末に心中する

実際にあったお話です。

 

桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)

“桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)”。演目の種類では”世話物”に分類されます。”世話物”とは、現代でいうと新聞の社会面の記事やドキュメンタリードラマのようなイメージ。ただ浄瑠璃の表現は美しい。とても少女とは思えないような成熟した感性でものを言いますし、当事者たちが自分たちの創り出した世界に(それがどれだけ馬鹿げていてはた迷惑な世界でも)酔いしれ切っている様が、観ていて気持ちいいです。

特にこのシーン

少女の誘惑に勝てず、1度の過ちのために社会的に抹消されようとしている我が身を嘆いて1人で桂川に身を投げようとする40歳のおじさんを、1人で逝かせるものかと14歳の娘(お半)が放つ言葉

”定まり事とあきらめて、
一緒に死んで下さんせ”

すごい娘です。この娘、子供の頃からこの主人のことが好きだったみたいです。この印象的な言葉に続く台詞の中でそのことがよく分かります。平たくいうと、このような↓ことを言っていました。

1人で死んで、それであなたはいいかも知れないけど、私1人でこの子(お腹に主人との子がいます)育てて、ずっと世間から笑い者にされて生きていくなんて私は嫌よ。そんな思いを私にさせて平気なんて、それは私が可愛いんじゃなくて憎いんでしょう。小さい時から手を引いて、祇園祭や北野さん、行きたいと言えば連れて行き、欲しいと言えば与えてくれ、両親は私をとっても愛してくれていた。けれどもそんな両親よりも、私はずっとあなたのことが好きだった。私の思いに気づいた乳母たちに、”いつか結婚すれば”だなんて冷やかされて、それが恥ずかしいけど嬉しかった。それくらいずっと好きだったの。だから、本当に私のことが可愛いなら、、、

”定まり事とあきらめて、
一緒に死んで下さんせ”

非常に健気な京都弁で伝えてましたが、言ってることはこんなことでした(笑)。

昔の人たちは、寿命が短かったから、女性として成熟するのも早ければ、こういうぶっ飛んだ生き方をしてそのまま死んでいく男女も多かったのかな。現代を生きる私としては、死ななくてもいいのに他に道もあったろうにと思ってしまうけど。

だけどまぁ、昔の人からしたってこんな男女は世話が焼けますよね。そういう意味で”世話物”なのでしょうね。

“世話物”で有名なものに、近松門左衛門の「曽根崎心中」があります。「曽根崎心中」って、中学受験の頃に覚えたのですが、当時の私には絶対理解なんてできない世界の物語ですね。まぁ当時から30代以上のおじさんが好きだったし、お半の気持ちは少し分かりますが。

 

三味線 鶴澤清介師匠 30歳の転機

演目の終わった後に、三味線の鶴澤清介師匠がおもしろいお話をしてくださいました。本当に、噺家なんじゃないかと思うくらい、おもしろかったです(笑)。お顔が百人一首の蝉丸みたいで、声もとても特徴的(ちょっと私の力では表現できない)で、人間じゃないんじゃないかと思うような方でした。

清介師匠は30歳の時に浄瑠璃の世界に飛び込みました。

30歳の時に観ていたテレビで、胎児が羊水の中でぷくぷくしているのをみていて、「あ、これ楽しかった。このぷくぷく、覚えてる。。!」と、まず自分が胎児だった頃のことを思い出し、その後その楽しい感覚を無理矢理引きはがされてこの世に生まれ出てきたときの恐怖と絶望感を思い出し、(だからめちゃくちゃ泣き叫んだことも思い出し)、そんな苦痛の中なんとなく心地いい気持ちにしてくれた人がいてこの人についていけたらいいなと思っていたら、それが母親で自分を家に持って帰ってくれたことを思い出し、それからずっと遡って羊水に入る前にずっと高い天空からどの両親の元に生まれ堕ちていこうかを検討していた時のことを思い出し、、、その感覚を思い出した時に、2度目の誕生をするような気持ちで、自然に吸い寄せられるように、浄瑠璃の世界に飛び込んていったらしいです。

笑。

すみません。めちゃくちゃしっくりくる表現だったのですが、文章にしてみるとちょっと頭おかしい風になりました(笑)。

とにかくそれを聞いていて、30歳ってそういう歳なんだな。私もこの30年、いろいろあったけどまぁ居心地よくってぷくぷくしてたけど、そろそろ新しい世界に飛び込んでいく時期なんだなって、妙に納得したんです。

それと、もう1つ興味深いお話がありました。

マヤ暦(またマヤ暦でてきました)は、187万2000日(約5125年)周期で運行していて、その転換期が2013年にありました。5125年に1度の出来事です。この転換の時代に生きていること自体がすごく稀なことです。イエスキリストも卑弥呼も徳川家康もアインシュタインも坂本龍馬もレオナルドダヴィンチも、歴史で学んだ偉人たちの誰もが立ち会えなかった現場です。そんな時を今、私たちは生きています。

そしてマヤ暦的には、2013年の過渡期を経て、私たちは3次元の物質世界から5次元の意識世界に移行します。物質世界の重い波動を超越して、軽やかな、あるがままの自分に戻っていくらしいです。難しいことではないですが、多くの経験を乗り越えて意識の変革をすることになるようです。

・悪い想念で汚した地球を元に戻すこと
・心を、魂を磨くこと
・獲得したものを多くの人と分かち合うこと
・広く動植物を慈しみ、その生態系を保存して子々孫々に伝えること
・日光、空気、水、食物に感謝し、自他の生命と人格を最大源に尊重すること
日々を楽しく、感謝に満ちて、ワクワク暮らすこと

こういうようなことを、みんながしていく時代になるらしい。反対にいうとそうでない個人や団体は、淘汰されていくような予感がしています。

このような時代の中では、略奪し合う戦争や競争は無意味ですね。誰も意味を感じなくなってなくなっていくんじゃないかな。

トランプさんも金正恩さんも、誰よりも不安でたまらないはずだから、毎日愛情を送ってあげるとよいみたいです。素敵な考え方だと思いました。

不安は精神を蝕みますし、病んだ精神は己だけでなく他をも破壊していしまいます。無用な不安は世界から消してしまいたい。

”縁起がいい”の”縁起”とは、エネルギーの生じる源のこと。

最悪のことを想定して「こうなってはいけないから、こうしよう」としていたのが、2013年までの5125年間を生きてきた私たちの”縁起”。争いだらけの世の中でした。私の一番嫌いな科目、歴史が教えてきたことは、”争いのプロフィール”そのものでした。

これからの私たちはそうではなく、「なんとなく、こうしていると気持ちいいから、こうしよう」という”縁起”から、物事を起していく生き物です。

まったく、世界が変わっていくような気がしますね。

お話を聴いていて、自然に涙が溢れていました。心の洗われる時間でした。5月の晴れた青空から、最後の花びらを散らす桜の木々の合間を縫って、射す陽射しが後光のようで、もう1度生まれることを急かされているような、不思議な心地のする憲法記念日の昼下がりでした。

 

浮世離れした主催者と、上七軒の芸妓さんと

そんな清介師匠はもちろんなのですが、この浄瑠璃の会の主催者、伊村さん(写真左)も相当に浮世離れした方でした。

小学生の時に、谷崎潤一郎の随筆でこの↓文章を読んで、文楽に惹かれてしまったとのこと。

(歌舞伎や文楽などの芸術は)白痴ではあるが、器量よしの、愛らしい娘なのである。だから親である我々が可愛がるのはよいけれども、他人に向かって見せびらかすものではなく、こっそり人のいないところで愛撫するのが本当だと思う。

およそ人が小学生の頃に出会う随筆書ではない気がするのですが、ぶっ飛んだ変人(敬意です)はいろんなところにいらっしゃるんだなって、ぷくぷくと、幸せな気持ちになりました。

伊村さんは京大の医学部の方で、友人の結婚式の2次会に本気でオーダーした桂由美のオートクチュールドレスをお召しになったり、(スタバに集まるノマドのように)家で集中できないからと集中スペース用に喫茶店をつくったりするような、楽しい方です。仕事も遊びも、本気でやっている大人ってかっこいいですね。

 

上七軒の美しい芸妓さんにお酌いただきながら

風情な時間となりました。

 

故郷の風に吹かれながら、壮大な宇宙のもの言わぬ大きなうねりを感じる時間ともなりました。

 

私の地元はここ、西陣です。機織りの音の聴こえる、西陣織の町。

勤めている会社のある東京と、お客様にお越しいただくサロンのある南青山と、今住んでいる南麻布と、これから住む海の見える街と、ここ、地元西陣と。5つとも奥深い魅力があるので、しばらく生活して深く接さないことにはその真髄を味わうことはできない。

これからいくつ、そんな場所と過ごせるだろう。

限りのある時間だから、住みたい、働きたいと思う場所があったら、迷わず飛び込んでいって、その土地土地の空気や人に、たくさん触れていきたいです♪

この空間に瑠璃色の花柄トップスは、少々やくざチック過ぎました(笑)。

 

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