村上開新堂のクッキーとブランディング
皆さま、こんにちは。イメージコンサルタントの小林由梨奈です。
母が村上開新堂からクッキーをお取り寄せしてくれました。
村上開新堂は日本の洋菓子店の草分けであり、明治初年に国家をあげて「日本でも洋菓子をつくっていこう」となった頃に初代村上光保さんがオープンしたお店で、以来歴代の当主が研究・実践を重ねて日本人に味覚にあう味をつくりあげていったという歴史があります。
歴史を調べていると、なんだか「マッサン」と「まれ」と「あさが来た」が一緒になったようなもので、朝ドラの題材になりそうなお店です。
このクッキー詰め合わせは紹介制で、母もどなたかからか紹介を受けて何度か購入しているのですが、今回も予約から1年半待ち!というびっくりなものでした。(通常は3ヶ月なのですがお年賀の時期は激しい殺到様とのことです)
素朴で繊細なお味で、まさに日本人のつくった日本人のためのクッキーという感じ。
時間をかけて1つ1つ丁寧に手作りされているのが伝わってきます。
缶の中にみっちりと詰まったこのビジュアルも、私大好きです。
初めて食べたときちょうど、京極夏彦の「魍魎の箱」という本を読んでいたのですが
その中に「箱の中にみっちりと」という表現が何度も繰り返し、物語の象徴的なニュアンスとして登場してきたので、このクッキーを食べるときいつもそれを思い出します。
こういう、歴史と伝統の中で確実に育まれてきたものこそ、素朴で落ち着いていて、それでいて他の追随を許さない圧倒的な雰囲気を醸し出すのですね。そんな人間になりたいです。
ブランドイメージのペールピンクと落ち着いたブラウンのお色合わせも、素敵。
堅実さと歴史、伝統を感じさせるブラウンの力強さを、安らぎや緊張をやわらげる効果のあるピンクで調和させ、とてもよく村上開新堂の素晴らしさを表しています。
↑村上開新堂webサイトより
このクッキー、千代田区のお店から京都に取り寄せて、それを私が実家から港区の部屋に持ち帰り。そして千代田区の会社のみんなにプレゼントしました。遠回りしたね(笑
レストランもあるようなので、いつか行ってみたいです♪
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