ヨーロッパの湖畔の別荘で寛ぐマスターベッドルーム＆バスパウダールームのコーディネートプラン♪

2019.12.22

インテリア

皆さま、こんにちは。
イメージコンサルタントの小林由梨奈です。

昨日は町田ひろ子アカデミーで、初めてのプレゼン課題の発表でした＾＾

家族構成やペルソナの設定から始め
その人たちがそれそれの部屋でどんな行動をするかを想定し
趣味嗜好や生活スタイルから適切なインテリアイメージを設定して
それを実現するための表現、コーディネーションをしていきます＾＾

木造平屋のものすごい豪邸が題材で
決まっているのは部屋の間取りと家族の年齢構成だけ⭐︎
初めての課題なので予算はありません＾＾
なので設定を妄想して、好きなものを好きなだけ使うことができる夢のようなプランニングができるわけです＾＾♪

最初の課題はマスターベッドルームとバスパウダールームということで
ご夫婦の趣味嗜好、ご希望にかなうお部屋のプランニングをしました。

今回のお客様は、小学生の双子のお子さんのいらっしゃる40代のご夫婦と設定。
来客も適度にあり、和をつなぐような場所にしたいとのこと。
由比ヶ浜の海辺に、木造平屋の住宅を建てます＾＾

旅と自然を愛するご夫婦で、

とのご要望。

今回課題のお部屋のマスターベッドルーム・バスパウダールームはご夫婦のお部屋なので
お子様のことは気にせず、お２人の趣味嗜好に合うフロアプランを考えました。

ご夫婦ともにヨーロッパの古城巡りがお好きで奥様は元バレリーナということでしたので、

インテリアイメージは『ヨーロッパの奥深い森の湖畔の別荘』
色彩と光の印象は『白鳥の湖』の世界を擬えることに＾＾♪

別荘で暮らすように、1日の始まり（朝）と終わり（夜）をゆったりと寛ぎ
わずかな時間の休息でも、まるで長いバケーションをとったように英気を養える空間を目指します。

主に夜を過ごすマスターベッドルームを
夜の森に浮かび上がる白鳥の群れを思わせる”オデット（白鳥）の世界”で表現。

北窓の水回りで冷たく暗くなりがちなバスパウダールームを
明るく煌びやかな社交界に映える”オディール（黒鳥）の世界”で表現します。

別荘でのバケーションなので、睡眠や入浴だけでなくお２人の趣味を楽しめる場所に＾＾
ギターの練習やストレッチ・足ならし、映画を鑑賞したり旅の思い出に浸るスペースを置きます。

また、”ヨーロッパの別荘”という設定をより表現するために、
バスパウダールームのバスタブや水栓金物などはすべて、セラトレーディングの海外輸入品を使います。

『ヨーロッパの奥深い森の湖畔の別荘』のイメージを
『白鳥の湖』の色彩・光の印象で表現するために
3つの軸を置いて具体的なインテリアのご提案をします。

①安らぎの森
木材、石材（大理石等）をふんだんに使い、動物モチーフやアクセントカラーの深い緑で森を表現します。

JAPAN TEXで一目惚れしたお猿さんのクロスはcole&sonのもの♡
さっそく使えて嬉しい＾＾

モンスターはこの世の動物ではありませんが、
むちむちとした脚が可愛くて愛しくて、生き物の温もりを感じるので
合皮だけど森の中に溶け込んで空間を引き締めてくれる感じ＾＾

床材はマホガニー無垢、壁面収納はブラックウォルナット無垢、
枕に重ねるクッションはMANASのセレナーデ、フィスバのVEGAS、VITUSで縫製、
石材はmaristoのフォルテクォーツ、セリエストーン、マーブリアンを組み合わせて
バスパウダールームに深みのある自然の風合いを演出します。

②濃密な夜　〜オデットの世界〜
マホガニーと黒ダマスクのアクセントクロスのダークカラーを貴重に、しっとり明るい色の上質な2種類のベルベットと照明で夜の森に浮かび上がる白鳥をマスターベッドルームに表現します。

ライトグレーのベルベットはフィスバのAMIRATO（カーテン）とVELVET MARBLE（ベッドヘッドボードを造作）、置き照明はbaccaratのBON JOUR VERSAILLES LAMPとFLOSのRosy Angelisを使い、明るく浮かび上がらせます。

③煌めく朝　〜オディールの世界〜
明るく暖かいカラーを基調に、ダークカラーの石材やクロスを用いて、社交界に映える黒鳥をバスパウダールームに表現。ベッドルームとの対比とともに、相反するものをお互いに取り入れることで調和をはかります。

石材は上記のmaristoのもの、クリスタルのブラケットライトはBaccaratのMILLE NUITS 1-LIGHT WALL UNIT。

目隠しフィルムはアマゾンで見つけました＾＾
北窓の水まわりは暗く冷たくなりがちなので、カーテンは使わず陽光を取り入れて温もりを演出します。

最後に、照明の配置はこんな感じ↓

用途ごとに部分照明を積極的に用い、
全体照明も光を与えるためのものでなく、あくまで空間演出のためのエレメントとして設置。

明るさの調整は、光の色温度まで操作できるダウンライトを使って行います。

そうして完成したのがこちらのボード。
力尽きて、ちゃんとした写真を撮っている余裕がなくて。
ボードの傾きを直す力も残ってなかったようです＞＜笑

間取りと家族の年齢構成の条件だけ与えられた日から１ヶ月と少し、、
妄想に妄想を重ねてフロアプランを立てていくプロセスは、とても楽しかったです。

何しろ予算制限がないですからね笑
至福♡

終わったばかりですが、
プレゼンの日の午後の授業でリビング＆エントランスのプレゼン課題が発表されるというスパルタな9月生のスパルタスケジュール。。。笑

発表直後に次の課題の提出物チェック表をいただいて、笑いました＞＜！

1年のカリキュラムを７ヶ月でやっているので、ものすごいんですね。
でも楽しいです。ドMです＾＾

実際の現場でコーディネーターとしてお仕事できる日が楽しみです♪

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